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声優警察第45回『夏のあらし!』白石涼子さん
2009年 6月 13日(土曜日)

 一休みしようと入った喫茶店「方舟」で、中学生 八坂一が出会ったのは、そこでウェイトレスとして働く女子高生 嵐山小夜子――通称あらし。黒のロングヘアーでどこか古風な彼女に一目ぼれした一だったが、あるきっかけで彼女と手を触れあった瞬間、二人は過去の世界へ飛んでしまった。実は彼女は60年前の人間であり、男の子と“通じる”ことで過去の世界へと飛べる不思議なチカラを持っていたのだ。自らを“幽霊”と称するあらしと、彼女が気になって仕方のない一。ノスタルジック溢れる喫茶店・方舟を舞台に少年と少女の忘れられない夏休みが始まる――。

 『スクールランブル』で知られる小林尽先生が月刊ガンガンJOKER(スクウェア・エニックス刊)で連載中の“タイムリープ”コメディがこの春よりTVアニメ化、まさにクライマックスを迎えようとしている。

 あらし、一に加え、男装の少女 潤、あらしの友人 カヤ、そして “Cパート要員”かと思われた加奈子とやよゐまでストーリーに絡み、この先の展開が見えないストーリー。さらにはエンディング曲『キラリフタリ』で描かれた前代未聞の大爆破PVなど声優警察的に見逃せない点が多い本作に、ついに太門団長の捜査のメスが入った!?


 太門軍団に謎の女性刑事あらわる!?
声優署に送りつけられたDVD――そこに納められたアニメ『夏のあらし!』エンディング曲『キラリフタリ』は誰しもが想像すらできないものだった



 PV撮影現場を包む赤い炎と、壮絶なバトル――そこに秘められた悲しいロマン!! 太門団長はヒロイン「あらし」役として、またアーティストとしてエンディング曲『キラリフタリ』を歌う白石涼子さんに、作品とこの驚愕のPVについて捜査を行うべく、単身キングレコードに乗り込んだ! このインタビューですべて明らかになる!?


白石涼子さん(嵐山小夜子 役)
9月7日生まれ、奈良県出身。青二プロダクション所属。
持ち前のハスキーボイスを活かしての少年役から女性キャラクターまで、様々な役柄を多彩な演技で演じる人気声優。また、アーティストとしても活動しており高い人気を集めている。 近年の主な出演作品は、『ハヤテのごとく!!』綾崎ハヤテ役、『初恋限定。』渡瀬めぐる役、『咲-Saki-』染谷まこ役、『絶対可憐チルドレン』野上葵役など。
●青二プロダクション/http://www.aoni.co.jp/
●StarChild:白石涼子/http://www.starchild.co.jp/artist/shiraishi/



■“キラキラ”が最初のテーマ

― 白石さんというと男の子主人公のイメージが強いですが、ヒロイン役というのは珍しいのではないですか?

白石涼子さん:珍しいですね。私自身もオーディションで受かったときは「おっとこれはビックリだぞ」って感じでした(笑)。オーディションにしても「果たして私の演技は女の子に聞こえるのだろうか…」って不安だったんですけど、受かってからは「これは私らしく演じていい役なんだ」って思っています。いわゆる“ヒロイン”っぽい、かわいいだけではないキャラクターを演じてみようって。
 もちろん、基本のかわいい部分は求められるんですけど、60年前の女学生ならではの古風な感じだったり、今の女子高生とは違った雰囲気――不思議な魅力、オーラを出せるように演じています。…とは言っても、けっこうお茶目というか、だらしなかったりするんですけど(笑)。
 そんな部分も含めて色んな表情がある、それが魅力になっている子だなって思うので、私としても魅力的に演じてあげなきゃって思って、毎回アフレコで頑張っています。

― どんなところを「私らしく」演じているのでしょうか?

白石さん:私はハスキーでボーイッシュな声なので、逆にそれが不思議なキャラクター感を出せればいいなって思っています。「やるときはやる」感じって言うのかな。オトコっぽく思い切った話し方もできるし、大人っぽい話し方もする、少女っぽいときもある。色んな表情ができる、幅の広いキャラクターを演じたいなって思います。

― 活動的なあらしのキャラクターは白石さんご本人のイメージにもピッタリじゃないですか?

白石さん:いや~実は あんまり似ていないです・・(笑)

― あまり活動的ではない?

白石さん:無いです! 私ひきこもりなので(笑)。それにあらしって女学校でも後輩に人気があって芸能人みたいな感じなんですよ。そんな経験は私にはまったくなかったので、あらしの“キラキラ”感にはかなわないです。

― 白石さんも声優として人気じゃないですか。

白石さん:いや~、そうだといいんですけどね(笑)。

― さて、珍しい役ということであれば難しい部分もあったのではないですか?

白石さん:私って女の子役をいただいても、ボーイッシュだったり、実は男だったり、おまけに忍者だったりするので(笑)、普通の女の子役っていうのに「苦手だな」ってずーっと思っていたんです。あらし役も「どうすればいいんだろう」って悩んで、最初の収録のときは自分にできる限りの“女の子”で臨んでみたんです。
 そうしたら音響監督から「一目ぼれされちゃうようなキャラだから“キラキラ”していこう」って、「あとからドンドン崩していけばいいから」って言われたんです。だから、はじめちゃんと出会うシーンとか印象的なシーンでは“キラキラ”っと。“キラキラ”が最初のテーマでしたね。だから、うわずるくらいの声で「いらっしゃいませー」って言ってみたり(笑)。

― でも今回のあらし役を通して女の子役にも自信がついたんじゃないですか?

白石さん:そうですね。お手紙やメールでファンの方から感想をいただくんですけど、皆さんも最初は「え? うりょっち(※白石さんの愛称)が女の子役!?」みたいな感じだったらしいんです。でも「見てみたらすごく良かったです!」って言ってくださる方がいっぱいいて、私としては「受け入れてくれた人がいた!」って、とても嬉しかったです。だから今では私も自信を持ってのびのびと演じられています。
 あと、原作者の小林尽先生からも「ナチュラルな感じとか、オーディションで聞いたときからいいなって思っていたんです」って言っていただけたのも、すごく自信になりました。原作の先生って、やっぱり作品に対して一番思い入れが強い方だと思うので、そんな方に認めて、納得してもらえたのは嬉しいですよね。

■あらしにとっては恋愛感情っていうよりパートナーに近いのかな?

― あらしとは一緒に過去に飛ぶことになる八坂一(以下「はじめ」)について、あらしはどう思っているんでしょうか?

白石さん:最初は「見つけたー!」って感じじゃないでしょうか(笑)。“通じる”ことができた相手ですし「もうこの子は離さない!」って。はじめちゃんの一目ぼれだったのかもしれませんが、あらしの側も「よろしくね!」っていう力押しみたいな感じがあったと思います(笑)。
 はじめちゃんが120パーセントの気持ちで、「あらしさんの為なら!」って体を張ってくれているのを、あらしも感じていると思います。だからすごく感謝しているし、心から信頼していると思うんですけど…恋愛感情って描かれていないですよね~。あらしにとっては恋愛感情っていうよりパートナーに近いのかな? もちろん、男の子として頼りにはしていると思いますけど、この後どうなるんだろう…。

― はじめは報われると思いますか?

白石さん:「報われたらいいねっ!」って感じですね(笑)。でも、私個人としては、はじめちゃんはすごくカッコいい子だと思うんですよ。あんな風に、一人の女性を守ろうっていう一途な想いってこの時代なかなか無いじゃないですか。暑苦しいぐらいの勢いがありますけど、私はカッコいいなって思います。

― 方舟のメンバーとしては、カヤ&潤のペアも気になりますね。

白石さん:女の子同士ということで、あらし&はじめペアとは違った雰囲気がありますよね。あらし&はじめがパワー押しだとしたら、カヤ&潤はオーラみたいな、ふわふわ~とかキラキラ~みたいな感じでしょうか? あらし&はじめは、ギラギラ! バチバチ!って感じなので(笑)。

― 中盤以降はカヤ&潤ペアだったり、やよゐと加奈子だったり、サブキャラにあらしの出番が押され気味じゃないですか?

白石さん:『夏の潤』とか『夏のカヤ』とか…『夏のやよゐ』ってタイトルにしたほうがいいくらいですよね。『あらし』ってタイトルなのに「あれ…今日はあらし、出番少ない…」みたいな(笑)。でも来週は『夏のあらし!』に戻るので大丈夫ですよ(笑)。あらし中心のお話になります!

■意外と私、爆発好きかもって(笑)

― 白石さんは本作ではエンディングテーマ『キラリフタリ』を歌われていますね。

白石さん:懐かしい感じの曲ですよね。

― 昭和テイストですか?

白石さん:そうですね。『夏のあらし!』は作品のなかで“昭和”を描く場面が多いので、そのイメージで昭和歌謡っぽいマイナー調って言うんでしょうか。激しい曲にしたいってお話を聞いていたんですが、曲を聴いてみたら言葉どおりの印象の強い、すごくインパクトのある曲だったんです。
 歌詞も切ないけど強い恋愛の歌になっていて、この激しい想いを伝えたい一心で自分でも怖いくらいに気持ちを込めて歌いました。

― 確かに今期の主題歌のなかでも特に耳に残るテーマ曲ですよね。

白石さん:ホントですかー!
(宣伝担当:そこ記事で強調していただけますか?)
白石さん:言わせてるみたいじゃないですか…(笑)

「今期ナンバーワンの耳に残る名曲ですね!」…これでいいですか?


― 今回のエンディングテーマはPVもかなりすごいことになっていますよね。CMでも一部が流れているので、あの爆発に驚かれた人も多いと思います。

白石さん:“インパクト勝負”みたいなノリになっていますけど(笑)、曲を聴いたディレクターさんが爆発なんかを使った不思議な魅力を出していきたいって考えて出してきた案なんです。実はもうちょっと激しかったんですけど、あれでも押さえたほうなんですよ(笑)。
 最初にお話を伺ったときは私も「え? 爆発? 特撮?」って感じだったんですけど、よくお話を伺ってみると「最後まで見たい――と思ってもらえるようなPVを作りたい!」って熱い気持ちが伝わってきて、私も「これは面白いものになるかもしれない!」って考えるようになったんです。
 私にとっても挑戦だなとも思ったんですけど、ただ“かわいい”だけよりも、見てくれた人が「面白かった!」って印象に残るもののほうがいいなって。今まではやっぱり笑顔のPVが多かったんですけど、だから今回は新しい自分を出していこうって思って………そうしたら、あんなことになりました(笑)。

― 爆発に続き後半ではアクションまで行われてましたね。

白石さん:私は「ひょいひょい」ってやるだけなんで全然しんどくなかったです。皆さん勝手に倒れてくれるので(笑)。でも撮影当日が本番直前まで雨が降っていて地面がドロドロの中でのリハーサルだったんです。アクションするたびに泥が跳ねて、衣装さん&メイクさん泣かせな現場でしたね。スタントさんも走ってきて踏み込んだとたんに滑ってこけちゃうくらい(笑)。
 でもスタッフさん、スタントさん皆さんの努力もあって、あんなに素晴らしいものができました。私もけっこう楽しめました。いや~あれは快感ですよ(笑)。

― 爆発は怖くなかったんですか?

白石さん:怖くなかったんですよ。自分でもビックリするくらい余裕でした。たぶん不意打ちだったらビックリすると思うんですけど、曲を流しながらの撮影で事前にサビのところで爆発するって聞いていましたからね。それに「爆発までにココに来ないと危険ですよ」って安全ポイントについて説明を受けたんですけど、逆に「ココまで来れば安全なのか」って安心感になったので(笑)。
 だから「♪キラリフタリ♪…そろそろ…ボーン!」って感じで、あんまり怖くなかったです。どちらかというとライブとかで低音が体に響いて気持ちいい――くらいの感覚で楽しめました。当日が寒かったこともあって爆風が暖かかったですし、「もっと暖めて!」って(笑)。だからPVのあの表情、素で快感の表情なんです。

― 見ている側としては一瞬、白石さんが炎に包まれて見えなくなったりするのでかなり危険そうな感じがしました。

白石さん:私としては安全ポイントを越えていて、後ろで爆発している気配だけですから全然危ないって感じはしませんでした。テストで最初に爆発を体感したときも、「あっ、こんなもんか♪」みたいな感じだったので、意外と私、爆発好きかもって(笑)。いや~気持ちよかったですよ!

― 歌といえば劇中の挿入歌も歌われていますね。登場人物たちがそれぞれ昭和の懐メロのカバーを歌っているようですが、こちらはいかでしたか?

白石さん:懐メロはもともと好きだったんです。親が聞いていたこともあって、私が歌った「ひと夏の経験」のほかにも、テレサ・テンさんの「つぐない」とか(笑)。喫茶店のBGMでサラッと流れていて、うまいこと考えたなって思いました。『方舟』の雰囲気ともピッタリですしね。

―7月8日に発売となる夏のあらし!キャラクターソングアルバム「歌声喫茶方舟」には皆さんが歌う昭和懐メロのカバー曲が収録されますが、白石さんのなかで最も印象深かった曲はなんですか?

白石さん:「悪魔がにくい」ですね。この曲は全然知らなかった…というか私が生まれる前の曲なんですけど、「悪魔がにくい」ってタイトルからして「どんな歌!?」って感じでした(笑)。
 聴いてみると恋愛を絡めた意味での“悪魔”ってことだったので、なるほどな~とは思ったんですが、はじめちゃんとのデュエット曲としてハモったりしていて、なかなかいい曲になっていると思いますよ。

― では、いよいよ最終回間近の『夏のあらし!』ですが、ここからの見どころは?

白石さん:ようやくあらし復活ということで『夏のあらし!』に戻れるわけなんですけど(笑)、加奈子とやよゐも交えて、すごく楽しい『夏のあらし!』になると思います。みんながどんな思いをして過去に飛んでいるのか――ここから、みんなが抱えていた過去って言うのが明らかになってくるので、ぜひ最後まで見ていただきたいと思っています。そして最終回は…「え? これが最終回!?」っていう仕掛けがあります!

― 最後に読者へのメッセージをお願いします。

白石さん:『夏のあらし!』は、ちょっと懐かしい感じの世界観、独特の世界観がある作品だと思います。オープニングからエンディングまで、劇中の楽曲を楽しみつつ、昭和な雰囲気を楽しみつつ、そしてストーリーも楽しんで、最後まで見守っていただけたらと思います!

― ありがとうございました。




 「今期ナンバーワンの耳に残る名曲」の呼び声も高い(※無理矢理に言わされているわけではありません)エンディング曲『キラリフタリ』はぜひPVまで楽しむべきと団長はオススメする!
 そしてDVDシリーズもいよいよ発売がスタート!初回限定版各巻には出演声優陣によるサブタイトルの昭和懐メロをカバーしたキャラソンCDもついているぞ! 昭和生まれの団長が送る昭和テイストあふれる我が声優警察(笑)とあわせてお楽しみいただきたい!


TVアニメ『夏のあらし』
●放送局・日時/
・テレビ東京 日曜 深夜1:30~
・テレビ大阪 火曜 深夜2:05~
・テレビ愛知 水曜 深夜1:28~
・テレビ北海道 金曜 深夜2:00~
・TVQ九州放送 月曜 深夜2:53~
・テレビせとうち 木曜 深夜1:58~
・AT-X 土曜 8:30~
※リピート放送 土曜 22:30~、水曜 14:30~、水曜 深夜2:30~

●番組公式HP/http://www.starchild.co.jp/special/natsunoarashi/

DVD 夏のあらし!01 初回限定版
●発売日/2009年6月24日
●価格/7,140円(税込)
●仕様/トールケース、アウターケース付き  
●封入特典/24Pブックレット、第3話&4話エンドカード、サブタイキャラクターソング収録CD[「プレイバックPART1」カヤ(CV:名塚佳織)、「少女A」あらし(CV:白石涼子)]

DVD 夏のあらし!01 通常版
●発売日/2009年6月24日
●価格/5,775円(税込)
●封入特典/16Pブックレット

夏のあらし!キャラクターソングアルバム
歌声喫茶方舟
●発売日/2009年7月8日
●価格/定価¥3,000(税込)
●初回製造分/第5話エンドカード封入
BGMとして劇中内でも使用されている、出演声優陣による歌謡曲カバーアルバム

TVアニメ『夏のあらし!』ED主題歌
キラリフタリ/白石涼子
●発売日/2009年5月27日(発売中)
●価格/
・初回限定盤:1,890円(税込)
・通常盤:1,200円(税込)
●初回限定盤は「キラリフタリ」PV収録のDVD付き
●通常盤:初回製造分/第2話エンドカード封入
●収録曲/
・1.キラリフタリ
・2.感じるパワー
・3.キラリフタリ off vocal ver.
・4.感じるパワー off vocal ver.

TVアニメ『夏のあらし!』OP主題歌
あなただけにかけて/面影ラッキーホール feat.後藤まりこ(ミドリ)
●発売日/2009年5月13日(発売中)
●価格/1,200円(税込)
●初回製造分/第1話エンドカード封入
●収録曲/
・1.あたしだけにかけて
・2.SO-SO-I-DE
・3.あたしだけにかけて off vocal ver.
・4.SO-SO-I-DE off vocal ver.

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応募締め切り:2009年6月27日(土)
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©小林尽/スクウェアエニックス・夏のあらし!製作委員会
 
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